[ #646 ] 2021.01.20. Wed 23:31
志木市は、市制50周年を迎えましたが、志木市の前は、北足立郡足立町でした。
足立町は、1955年5月3日に志木町と宗岡村の合併によりできたもので、1970年の市制施行の際に、名称を変更して市制を施行して志木市になりました。
本町6丁目には、まだ足立町のマンホールがあります。真ん中に足立町と書いてありますが、輪郭が2重になっているような形ですので、すぐわかります。
今は、10個ほど残っています。
また、その道路の側溝にも、足立町の蓋が残っています。
側溝も暗渠になっていますが、当時のままなのでしょうね。
志木市では、昭和34年(1959年)6月から給水開始となっていますので、その当時のものなのでしょうか。
足立町の表札が、今でも残っています。
画像をクリックすると大きくなります。
今は、地名として残っていない陣馬という地名がありました。
私が、知っているところでは、陣馬の表示は、これだけになってしまっています。
実は、最近まで、コーポ陣馬というアパートがありましたが、解体されました。

天文(てんぶん)4年(1535)に上杉謙信の軍勢が柏の城を攻めた時、陣を布いた場所なのでこの地名がついたといわれています。
この場所も本町6丁目で、志木大通りからも少し高くなっていて、柏の城の様子が見える場所に当たります。
ついでですが、志木市のキャラクターにシッキ―というのがあります。
確か、市制30年の時に制定されたものだったと思います。
このシッキ―のマンホールが志木消防署脇の通りに残っています。
これも十か所残っています。
この図案は、河童のお皿を帽子に見たたえたものです。
ところで四角い蓋は、蓋するときに誤ると穴の中に落ちてしまいます。
丸い蓋の場合は、落ちる危険がありません。
最近、ところどころにカパルの蓋が使われているのを目にすると思います。
カラーできれいですね。
場所によって図案が違いますので、楽しんで歩いていただいたらと思います。
(青木明雄)