[ #624 ] 2020.10.21. Wed 21:58
[ #623 ] 2020.10.04. Sun 00:00
10月4日に志木の自然観察(秋)を行いました。
どんよりした日ですが、何とか降らずにすみました。
柳瀬川駅前サミット前に集合して、新河岸川の土手に出ました。
目を少し上流側に向けると、鷺山になっているのだろうか。サギが集まっています。
最近、東上線の下流やこの辺りにサギが集まっています。
多い時には、この倍以上も集まっています。
東上線の鉄橋を潜り下流の富士見橋を渡り左岸の土手を歩きます。
富士見橋の先を真っすぐに浦和所沢バイパスに抜ける為の工事を行っています。
この工事によって、かなりの緑地が無くなりました。
この辺りには、キジやイタチも棲んでいるところですが、どうなるんでしょうね。
何羽かのサギが、工事地の荒れた土の上を歩いていました。
どことなくかわいそうですね。
土手の上のところまでアレチウリが覆いかぶさり花が咲き、実をつけていました。
もうすぐ、草刈りが行われあるはずです。
どうも草刈りを繰り返して行っていると、セイバンモロコシだけになるようです。
他の土手も、そんな傾向となることが報告されています。
外来種であるが、アレチウリよりはいいかな。
対岸も草刈り直前の様子は、オオブタクサとアレチウリの天下になっています。
ダイサギがいました。
クローズアップした写真をクリックしてみてください。
口角が目の後ろまで来ています。
ダイサギの特徴です。
チュウサギは、目の下位です。
チュウサギは、頭ももう少し丸みがあり、くちばしも体も割に、ダイサギよりは短めですが、殆ど見分けがつかないのが実情です。
土手の下には、ヒガンバナが咲いていました。
また、模型のヘリコプターが大きな音をたてて飛んでいました。
ハナミズキの実が赤くきれいです。
皆が見ている辺りで、川の水が取り込まれます。
越流堤と同じく、増水したときに調節地に水が取り込まれる予定のところです。
一応、土手の上は歩けるようになっているはずですので、土手に穴をあけるような構造でしょうか?
ジャコウアゲハのメスですが、もう翅はボロボロです。
この土手には、ジャコウアゲハの食草のウマノスズクサが沢山生えています。
水谷東小学校近くの富士見みずほ幼稚園の道路向かい側から工事用重機が通れるように真っすぐに鉄板が敷かれています。
田んぼ側にも工事区域には、広くリボンを付けた目印の棒が立てられていました。
実際に行ってみると、かなり広いです。
これだけのところの緑地がなくなるとなると、キジもいなくなってしまうかもしれません。
完成したときの調節地が新しい緑地となるのかどうかでしょうね。
一度いなくなった生きものは、なかなか帰ってこないので、寂しいですね。
再び土手に戻り、その先で田んぼに降ります。
沢山のカワウが群れで飛んでいます。
40羽くらいはいただろうか、食事の為の移動だろうか?
ちょっとした畑ですが、貸農園になっているような場所ですので、フヨウや朝顔が咲いています。
この裏の畑でキジがないていましたが、姿は、見えませんでした。
ここには、キジが棲んでいて、一年中声を聴いたり、姿を見ることができます。
こんな姿が、いつまで見れるだろうか心配です。
このイベントも最後のところになりましたが、先ほどのカワウが、少し数を減らして、飛んできました。
まるでシラサギの陣地に向かってカワウが上陸作戦でも展開しているような光景です。
サギとカワウは、特に喧嘩することはありません。
いつも、仲良く一緒にいることも結構あります。
高橋を渡って解散です。
(青木明雄)