[ #99 ] 2011.09.04. Sun 23:11
9月4日(日)水塚の文化研究会見学会
関宿城博物館を訪ねる

水塚の文化研究会見学会の最初の見学会として、千葉県野田市を訪問し、自然・文化・水と暮らしの関わりなどを視察してきました。
千葉県野田市は埼玉県と隣接した場所ですが、関宿町と合併したこともあり、南北に非常に大きい地域になっています。午前中、地場産業として発展したキッコーマン野田工場を、午後、関宿城博物館と関宿水閘門や水塚を見学しました。
博物館では、学芸員の益子さんやボランティア解説員の上原さんに熱心な解説をしていただきました。
関宿水閘門は利根川から江戸川に入る水量を調整するために造られました。明治43 年の洪水などを契機に利根川改修計画の一環として計画され、1918 年着工、1927 年完成。土木学会選奨土木遺産に認定されています。水門は現在も使われています。その事例をこの日は珍しく見ることができました。

この同じ日には和歌山県・紀伊半島が大雨による甚大な被害を受けましたが、関東地方の山間部にもかなりの降雨があり、数年ぶりにこの水門を閉じたのです。川底側を一部だけ開けているので水が激しく吹き出していました。
この後、博物館から数キロ離れたお宅で水塚を見せていただきました。須賀さん宅の水塚は博物館での再現のモデルになっています。壁は板張りになっています。もうひとつお宅の水塚も水田からの比高が3メートルはありそうで、この地域のかつての水害の脅威をまざまざと感じることができます。
全員で21 名。たくさんの参加をいただきました。
[筑井信明]
関宿城博物館を訪ねる

水塚の文化研究会見学会の最初の見学会として、千葉県野田市を訪問し、自然・文化・水と暮らしの関わりなどを視察してきました。
千葉県野田市は埼玉県と隣接した場所ですが、関宿町と合併したこともあり、南北に非常に大きい地域になっています。午前中、地場産業として発展したキッコーマン野田工場を、午後、関宿城博物館と関宿水閘門や水塚を見学しました。
博物館では、学芸員の益子さんやボランティア解説員の上原さんに熱心な解説をしていただきました。
関宿水閘門は利根川から江戸川に入る水量を調整するために造られました。明治43 年の洪水などを契機に利根川改修計画の一環として計画され、1918 年着工、1927 年完成。土木学会選奨土木遺産に認定されています。水門は現在も使われています。その事例をこの日は珍しく見ることができました。

この同じ日には和歌山県・紀伊半島が大雨による甚大な被害を受けましたが、関東地方の山間部にもかなりの降雨があり、数年ぶりにこの水門を閉じたのです。川底側を一部だけ開けているので水が激しく吹き出していました。
この後、博物館から数キロ離れたお宅で水塚を見せていただきました。須賀さん宅の水塚は博物館での再現のモデルになっています。壁は板張りになっています。もうひとつお宅の水塚も水田からの比高が3メートルはありそうで、この地域のかつての水害の脅威をまざまざと感じることができます。
全員で21 名。たくさんの参加をいただきました。
[筑井信明]